1日の疲れを癒してくれるお風呂は、自宅のリラックススポットです。
だからこそ「もっとこういうシステムがあればいいのに……」と感じることもあるのではないでしょうか。
今回は、お風呂のリフォームに焦点を絞ってみましょう。
レイアウトにまつわるポイント
リフォーム時の注目ポイントはいくつかありますが、まずは大まかなレイアウトから見ていきましょう。
■浴槽について 浴室に対し、どのように浴槽をセットするかは大切なポイントです。
浴槽の向きによって、シャワー・蛇口・鏡などの位置も変わってきます。
一般的に、シャワーの反対側から入浴できるのが良いとされています。
また、浴槽の深さ・大きさもあわせて検討しましょう。
やっぱり、手足を伸ばして入れる浴槽が理想ですよね。 深さは浸かったとき湯の高さが胸あたりにかかるのが理想です。
ご高齢の方やお子さんのいる家庭では、ご家族が利用する場合もイメージしてください。
■入口ドアについて 一般的なのは、折れ戸タイプです。
車いすを利用する場合には、3枚引き戸もおすすめです。
大きく開閉できるため、要介護の人も利用しやすいでしょう。
バリアフリーにまつわるポイント
ご高齢の方やお子さんのいるご家庭では、さらに細かなポイントにも注目しましょう。
■出入り口について 出入り口には段差がない、フラットな仕様にしましょう。 また、浴室だけでなく脱衣所の出入り口も同様にします。
■床の素材について 転倒防止のため、滑りにくい素材を選びましょう。 万が一足を滑らしてしまった場合に、頭を打ち付ける要素(不要な装飾など)も外しましょう。
■手すりについて 身体の不自由な方でも利用しやすいよう、手すりを設置すると良いでしょう。
手すりは、立ち・座りを行う浴槽付近だけでなく、出入り口付近にも必要です。
■シャワーや蛇口について すぐに手が届く場所に設置しましょう。
背伸びをして転倒する危険があります。 また、シャワーヘッドが重すぎると手首に負担がかかります。
誰でも使いやすい、軽量タイプのものを選びましょう。
清潔さを保つためのポイント
癒しの場である浴室が、汚れていては心も重くなります。 掃除がしやすく、清潔さを保ちやすい構造を取り入れましょう。
■窓・換気扇について 両方を設置し、風通しのよい環境を整えましょう。
さらに、乾燥機能・暖房機能を検討するのも良いでしょう。 カビの発生を防ぎ、清潔な状態を保ちやすくなります。
■抗菌処理について 浴槽には、あらかじめ抗菌処理・脱カビ対策がされている場合があります。 床材・壁材を選ぶときにも参考にしてください。
■浴室全体の設計について 死角が少なく、全体を見渡せるレイアウトがおすすめです。 知らずに発生していたカビを見逃すことがなくなります。
まとめ
いかがでしたか? お風呂は、実際に入ってみたときに「あ!」と気づくことがあるものです。
後から「こうすればよかった……」と思わないよう、各ポイントにしっかり注目しましょう。